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2024年6月末をもって、土地の権利の都合により閉館。4年後を目処に新たな博物館がオープン予定。

※以下の情報は閉館した博物館の閉館前の様子を記録として紹介しています。

コンセルヴァトワール シトロエン&DSはシトロエンがパリ郊外の工場の横で運営する歴代の名車の保管庫兼博物館。
外観からは博物館には見えないが、中に入ると長い歴史の中で製造された乗用車や、モーターショーを賑わせた奇抜なコンセプトカー、世界を制したレーシングカーが所狭しと展示されていて、シトロエンの名車が文字通り一つ屋根の下に勢揃い。展示車両が専用の展示台に載っていたり、ライティングが施されているなどの派手な演出はないが、その規模にただただ驚かされること間違いない。

博物館基本情報

  • 住所:Boulevard André Citroën 93600 Aulnay-sous-Bois
  • 入館方法:一般入場は原則なく、入館は以下の方法のみ
    • 毎月最終土曜日14:00からのツアーへの参加(要事前予約)
    • 15人以上のグループでの入館(要事前予約)
    • イベント時に一般入場が可能な特別開館の場合あり(特別開館日は不定)
  • 入館料:20ユーロ
    • シトロエンクラブメンバー向け割引有り
  • アクセス
    • 鉄道:パリ中心部 Chatelet Les Halles駅からRER B線(Aéroport CDG – Terminal 2 (Tgv)行)で約30分のVillepinte下車(RER B線はスリ等の軽犯罪が多いことで有名なので要注意)
    • 車:高速道路A3から6a Paris-Porte de la Chapelle/Blanc-Mesnil-Nord 方面の出口から約5分、または高速道路A1 A104 Lyon/Marne-la-Vallée/Parc des Expositions 方面出口から約5分、博物館横に駐車場有(駐車料金:無料)
  • 音声ガイド:ツアーのみのため音声ガイドなし
  • 公式サイトURL:https://laventure-association.com/en/live-adventure-citroen/the-citroen-ds-adventure-conservatoire/

※注意:訪問前に必ずホームページで詳細をご確認ください。

訪問時の攻略方法

開館日が限られているため、開館日をしっかりホームページで確認の上、予約は埋まりやすいので早めの予約をおすすめする。パリ周辺で開催される自動車イベントに合わせて一般公開がある場合があるので、ホームページをしっかり確認するが非常に大事。周辺に食事を取れるような場所がないこと、最寄駅を発着するRERは軽犯罪が多く治安が不安定であるということをしっかり頭に入れて訪問の計画を立てたい。

コンセルヴァトワール シトロエン&DS をもっと詳しく

シトロエンとDSの博物館であるコンセルヴァトワール シトロエン&DSは、パリ郊外の工業団地エリアにあるシトロエンの工場跡地にひっそりと建っている。一見博物館には見えないような外観だが、入り口の上のシトロエンのダブルシェブロンのロゴでそこが博物館とわかる。周辺には食事を取れるような場所もなく、大きな公園がある程度なのが寂しいが、この外観をいい意味で裏切るシトロエンワールドがこの扉の奥には広がっている。

博物館内に入ると受付とショップがあり、そこから展示室に進むと大きな屋根の下に乗用車、バン、バス、レーシングカー、そしてコンセプトカーまで、ぎっしりとシトロエンとDSの自動車が詰め込まれている。展示室内には、デザインモックアップや、広報ポスター、過去に使用されていたであろう工場の模型などの展示車以外の物品も展示されている。また一角にはアンドレ・シトロエンの執務室を再現した箇所もあり、名車が生まれた当時の様子をわずかながら感じられる場所となっている。展示室の奥には展示車を整備する作業エリアもあり、作業途中の状態を見学することも可能となっている。

簡易的な柵で仕切られた展示車の列にはシトロエンを代表する小型車の2CVだけの列や名車DSだけの列などがあり、同一車種の並びは壮観という言葉がピッタリ。特徴的なデザインを持つコンセプトカーも、近年のモーターショーで展示されていたような車両だけでなく、1970年代のロータリーエンジン搭載の試作車など、多くの台数が展示されている。モータースポーツの展示車も2000年代にラリーで無敵を誇ったセバスチャン・ローブの愛機達が肩を寄せ合っていて、ファンとしては見逃せない。商用モデルでは、ボンネット状のデザインで日本でも人気のあるHトラックの試作モデルをはじめ、消防車やバスも展示されている。また、博物館の名前の通り、DSオートモビルの車両もしっかり展示されている。

展示車との距離が近いことは、この博物館の特徴と言えるであろう。展示のためのステージがあるわけでもなく、仮設の柵があるだけということもあり、展示車の細部までじっくり見ることができる。テーマや年代ごとに展示車がまとめられていることから、左右の展示車とデザインの比較をし、差異や共通点を発見することをできるのが楽しい。

見逃せない展示車といえば、1934-57年に製造されたトラクシオンシリーズはその筆頭であろう。前輪駆動を採用し、モデル末期には後のシトロエンのモデルの大きな特徴の一つとなった油圧サスペンションを持つなど、シトロエンと現代の自動車技術の礎のようなモデルと言える。このトラクシオンは最初期の7Aから写真にある末期の15まで複数のバリエーションが展示されている。もう一つ挙げるとすれば、歴代のフランス大統領用車両も見逃せない。各時代の最上級モデルが採用され、威厳ある姿を間近で堪能する事ができる。

博物館に併設されているショップは小さいながらも商品数が多いのが特徴。バリエーション豊かな歴代モデルのミニカーやアパレルはもちろんだが、各種専門書籍や、ポップなデザインのポスターアートなどの魅力的な商品が勢揃いしている。

シトロエンは、過去の名車を紹介するCitroen Originのホームページがあり、そこでは博物館に収蔵されている車両の一部の詳細を見る事ができる。博物館を訪れる前の予習にはぴったりと言えるので、気になる車両を事前に確認しておきたい。

最終更新日:2024年7月4日

*注意:展示車の入れ替わりが多いため、上記写真に掲載の展示車両が必ず見られるわけではありません。


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